鳥取県米子市周辺における放射線測定 | |||||||||||||
このたびの東北関東大震災により,甚大な被害を受けられた全ての皆様に,心よりお見舞い申し上げます。 また被災地において,懸命に救援活動にあたっておられる関係の皆様に感謝と敬意を表します。 |
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放射線量測定の目的 | |||||||||||||
2010年12月31日から翌1月1日にかけて、鳥取県米子市は観測史上最高の積雪に見舞われました。 一日で89cmの積雪を観測し、交通網の寸断、約2万5千戸の停電や、家屋、樹木、自家用車等にも多くの被害を被りました。 このときの被害の大きさに、米子市民はかなりの難渋を強いられることになりました。 しかし2011年3月11日14時46分、東北・関東地方をマグニチュード9.0の大地震が襲いかかりました。 これにより、東北地方を中心に死者・行方不明者計2万人以上にのぼる甚大な被害が発生しました。 この大災害に比べれば、米子市民が経験した苦労など、とるに足らないものであったと言えるかもしれません。 さらに東北地方では、福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質漏れという二次被害がもたらされました。 これを機に、原子力災害に対する関心が大いに高まりました。 米子市も、近隣30kmのところに島根原発が控えております。 原発に対する安全神話が崩壊した今、万が一に備え知識と情報および平時のデータを整えておくことが、私たちに与えられた大きな課題であるかもしれません。 以上のような経緯で、鳥取県米子市近隣の放射線量を測定し、不足の事態に少しでも備えることができればと考える次第です。 |
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鳥取県と日本国内の自然放射線量 | |||||||||||||
鳥取県の自然放射線 1年間 1.06mSv 1日 2.90μSv(=1.4mSv÷365日) 1時間 0.12μSv(=1.4mSv÷365日÷24時間 日本国内の自然放射線 1年間 1.40mSv 1日 3.84μSv(=1.4mSv÷365日) 1時間 0.16μSv(=1.4mSv÷365日÷24時間) |
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測定法とその結果 | |||||||||||||
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参考資料 「知っておきたい放射能の基礎知識」 (株 ソフトバンククリエイティブ 2011 斉藤勝裕) 「放射線の影響が分かる本」 (財団法人放射線影響協会) 「核災害に対する放射線防護」 (医療科学社 2005 高田純) 「原発事故緊急対策マニュアル」 (合同出版 2011) 「ガイガーカウンターガイドブック」 (株ソフトバンククリエイティブ 2011 日本放射線監視隊) 「新編教養物理学」 (学術図書出版社 1985 原島鮮 ) 「チャート式シリーズ 新物理II」 (数研出版 1978 力武常次) 「歯科X線撮影における件数および集団線量の推定 1989年」 (歯科放射線 1991;31.285−295.丸山隆司,岩井一男,馬瀬直通,他) 「X 線診断による臓器・組織線量,実効線量および集団実効線量」 (RADIOISOTOPES.1996;45.761−773 丸山隆司,岩井一男,西澤かな枝,他) Wikipedia 「放射線障害」 |
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