弥生後期-古墳前期
卑弥呼(ひみこ)
概要
『魏志倭人伝』等の中国の史書に記されている倭の女王。封号は親魏倭王。
後継には親族の壹與が女王に即位したとされる。

生没:175年頃?→248年

詳細は、「卑弥呼」へ


壹代(とよ)
概要
邪馬台国の女王卑弥呼の親族にして、卑弥呼の跡を継いだとされる女性。

生没:不詳

詳細は、「壹與」へ



初代神武期-第9代開化期
初代 神武期
媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)命 (古事記では伊須気余理比賣)
概要
初代神武天皇の皇后

生没:不詳

詳細
父=書紀では事代主命 古事記では大物主命
母=勢夜陀多良比売

  皇子①=日子八井命(ひこやいのみこと、彦八井耳命)
  皇子②=神八井耳命(かむやいみみのみこと) - 多朝臣・阿蘇国造・科野国造・火国造等の祖
  皇子③=神渟名川耳尊(かむぬなかわみみのみこと、神沼河耳命=2代 綏靖天皇)


第2代 綏靖天皇期
五十鈴依媛命(いすずよりひめのみこと)
概要
第2代 綏靖天皇の皇后

生没:不詳

詳細
父=事代主命 
母=玉櫛比売

 皇子①=磯城津彦玉手看尊(しきつひこたまてみのみこと=安寧天皇)


第3代 安寧天皇期
渟名底仲媛命(ぬなそこなかつひめのみこと)
概要
第3代 安寧天皇の皇后

生没:不詳

詳細
父=鴨王、あるいは天日方奇日方命 
母=不明

  皇子①=息石耳命(おきそみみのみこと、常津彦某兄?)
  皇子②=大日本彦耜友尊(おおやまとひこすきとものみこと=懿徳天皇)
  皇子③=磯城津彦命(しきつひこのみこと)(子孫は中原氏?)



第7代 孝霊期
絙某姉(はえいろね)(=倭国香媛やまとのくにかひめ)
概要
第7代孝霊天皇の妃

生没:不詳

詳細
書紀によれば、倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)、彦五十狭芹彦(ひこいさせりひこの)命、倭迹迹稚屋姫(やまとととわかやひめの)命を生んだとされる。別名は倭国香。
古事記には蠅伊呂泥(はえいろね)、意富夜麻登玖邇阿礼比売(おおやまとくにあれひめの)命とあり、和知都美(わちつみの)命の娘という。
異称は、阿礼姫(あれひめ)、香姫(かづらひめ。)

 第3代安寧天皇→磯城津彦命→和知都美命
                        ↓
                  長女:絙某姉(はえいろね)(=倭国香媛やまとのくにかひめ)
                  次女:絙某弟

詳細は、「孝霊天皇」


絙某弟(はえいろど)
概要
第7代孝霊天皇の妃。 絙某姉はえいろね)の妹 

生没:不詳

詳細
書紀によれば、彦狭嶋命(ひこさしまのみこと)、稚武彦命(わかたけひこのみこと)を生み、稚武彦命は吉備臣(きびのおみ)の始祖になったという。
古事記では蠅伊呂杼。



第8代 孝元期    第9代 開化期
大矢口宿禰(おおやくちのすくねのみこと)
概要
饒速日命の4世孫。
物部氏の遠祖

生没:不詳

系譜
   饒速日命→宇麻志麻治命→彦湯支命
                      ↓
     大矢口宿禰命←出石心大臣命
       │
       │→大綜麻杵命→伊香色雄命→物部十千根、大水口宿禰
       │       │
       │       ----------------
       │                              ↓
       │→欝色雄命                       ↓
       │                              ↓
       └欝色謎命----8代孝元天皇----伊香色謎命
                   ↓              ↓
                9代開化天皇     彦太忍信命
                                  ↓
                             (屋主忍男武雄心命)
                                  ↓
                               武内宿禰尊


大水口宿禰(おおみなくちのすくね・おおみくちのすくね)
概要
穂積臣や采女臣の祖とされる人物。

生没:不詳

詳細
崇神天皇7年8月、倭迹速神浅茅原目妙姫(やまととはやかむあさぢはらまくわしひめ)・伊勢麻績君(いせのおみのきみ)とともに同じ夢を見て、一貴人が「大田田根子を大物主大神を祭る主とし、市磯長尾市(いちしのながおち)を倭大国魂神を祭る主とすれば、必ず天下太平となろう」と告げた旨を天皇に奏上し、また垂仁天皇25年3月条の「一云」にも、倭大神(倭大国魂神)が大水口宿禰に神憑りして、倭大神を祭るべきことを教えたと載せるなど、奈良県天理市にある大和神社の創祀に関係したことが見える。

補足
①日本書紀より
穂積臣の遠祖として見える。

②新撰姓氏録より
神饒速日命(かむにぎはやひのみこと)6世の孫で、伊香賀色雄命(いかがしこおのみこと)の子と記されている。

③先代旧事本紀より
天孫本紀には饒速日尊の3世の孫である出石心大臣(いずしこころのおおおみ)命の子で(つまり4世の孫となる)、6世の孫に「伊香色雄命」の名前が見え、世系・伝承に混乱が認められるものの、両書とも穂積臣・采女臣を後裔氏族とする点で一致している。


大綜麻杵命(おほへそきのみこと)
概要

生没:不詳

補足
物部氏の祖

        
欝色雄命(うつしこおのみこと)
概要

生没:不詳

詳細


欝色謎命(うつしこめのみこと)
概要
8代孝元天皇の皇后。

生没:不詳

系譜
父=大水口宿禰命(大矢口宿禰命とも)
母=坂戸由良都姫

同母兄に欝色雄命がいる。大綜麻杵命(伊香色雄命・伊香色謎命の父)の同母姉(妹)。大彦命・開化天皇の母。

父方の祖父:出石心大臣命(饒速日命の3世孫乃至4世孫)

同母兄弟:欝色雄命・大綜麻杵命

夫:孝元天皇
子:大彦命・開化天皇・少彦男心命・倭迹迹姫命
孫:御間城姫(大彦命の女。崇神天皇の皇后。垂仁天皇の母)・崇神天皇・彦坐王(以上開化天皇の皇子)

詳細
古事記には内色許売命(読み方同じ)とある。



伊香色雄命(いかがしこおのみこと)
概要

生没:不詳

系譜
父=大綜麻杵命
母=高屋阿波良姫。

補足
同母妹は伊香色謎命

伊香色謎命(いかがしこなのみこと)
概要
孝元天皇の妃、開化天皇の皇后。
古事記には伊迦賀色許売命(読み方同じ)とある。

生没
生年不詳 - 崇神天皇元年1月13日以降

系譜
父=大綜麻杵命
母=高屋阿波良姫。
同母兄に伊香色雄命がいる。

彦太忍信命(父は孝元天皇。武内宿禰の祖父(記では父)。磐之媛命の高祖父(記では曾祖父))・崇神天皇(父は開化天皇)の母。


詳細
孝元天皇2年、孝元天皇の妃となった。
開化天皇6年1月14日、亡夫孝元天皇と叔母(伯母)・皇后欝色謎命の皇子である開化天皇の皇后となった。
崇神天皇元年1月13日、崇神天皇の即位と同日に皇太后となった。


彦太忍信命(ひこふつおしまことのみこと))
概要

生没:不詳

系譜
父=8代孝元天皇
母=伊香色謎命

詳細


屋主忍男武雄心命(やぬしおしおたけおごころのみこと)
概要

生没:不詳

詳細


武内宿禰尊
詳細は、「武内宿禰尊とその後裔氏族」





参考資料




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   米子(西伯耆)・山陰の古代史   







古代人物総論-2 (弥生時代、神武期-開化期)
 米子(西伯耆)・山陰の古代史
弥生時代後期、および初代神武天皇から第9代開化天皇頃までの古代史上の人物。 (参照:皇室・有力氏族系図まとめ)